OOo Base で MySQL に接続

最近 OpenOffice.org (以下 OOo) の Calc をよく使うので、ついでに Base で MySQL に接続出来るようにした。

JDBC で接続

JDBCは、Javaとデータベースの接続のためのAPIJDBCは正式名称であって略称ではないが、Java Database Connectivityを略して名付けられたと考えられている(Java Database Connectionであるとする資料もある)。ODBCをベースにサン・マイクロシステムズおよびDataDirectが共同で開発していると言われている。

JDBC - Wikipedia

MySQL :: MySQL Connectors から Connector/J を選択してダウンロード。ファイルを解凍後 CLASSPATH を通す。CLASSPATH の通し方は以下。

Windows NT 系(NT, 2000, XP)
  1. コントロールパネルを開く
  2. システム (またはシステムのプロパティ?) を開く
  3. 詳細設定タブを開く
  4. 下にある 環境変数 のボタンを押す
  5. その中にある CLASSPATH の部分を編集
  6. C:\mysql-connector-java-5.1.6\mysql-connector-java-5.1.6-bin.jar (C 直下に解凍した場合)
  7. ウマー

すでに CLASSPATH がある場合にはその後に

とする。

これで CLASSPATH が通るので OOo Base での接続手順へ行く。

OOo Base からの接続手順

  1. OOo Base を起動する
  2. 既存のデータベースに接続 (X)
  3. セレクトボックスから MySQL を選択する
  4. MySQL への接続方法を JDBC にする
  5. 接続のセットアップを適宜設定する。
  6. MySQL JDBC ドライバクラス で横にあるテストクラスを押し、「JDBC ドライバが正常に読み込まれました。」と出ればOK

なのだが、私は出なかった。何度 CLASSPATH を見直しても特に問題はなさそうだったのだが、どうしても正常に読み込まれない。ので、JDBCはやめて ODBC で接続することにする。つまるところここまでは前置き。

ODBC で接続

Open Database Connectivity(ODBC)は、RDBMSにアクセスするための共通インタフェース (API)である。

Open Database Connectivity - Wikipedia

MySQL :: MySQL Connectors から Connector/ODBC を選択してダウンロードする。Windows 環境なら msi か zip の二択。私は msi をダウンロードした。
ダウンロードしたファイルを実行すればインストールが始まるので、特に問題がなければそのまま進める。

インストール終了後は設定する。

ODBC の設定

  1. コントロールパネルを開く
  2. 管理ツールを開く
  3. データソース (ODBC) を実行する
  4. システムDNS タブを開き、追加 を選択する
  5. MySQL ODBC X.XX Driver を選択し 完了 を押す。(X.XX はバージョン)
  6. 接続するための情報を適宜入力する
  7. Test で接続テストをする。
  8. なんか OK っぽいダイアログが出る
  9. ウマー

OOo Base での接続手順

  1. OOo Base を起動する
  2. 既存のデータベースに接続 (X)
  3. セレクトボックスは MySQL を選択する
  4. ODBC (Open Database Connectivity) を使って接続 (A)
  5. システム上の ODBC データソースの名前 に ODBC 設定で入力した Data Source Name を入力する
  6. ユーザー認証のセットアップ で ユーザー名を入力し、必須パスワードは適宜チェックする
  7. テスト接続をしてみる
  8. 「接続が正常に確立できました。」と出れば OK
  9. 保存して続行する

これで問題なく OOo Base から MySQL へ接続が出来た。

*1:ODBC で参考: 文字化けしていたので URI 表示にした